悲嘆の悲しみ

毎日、いろんな方をお世話させてもらっています

喪主様やご家族の気持ちをおもい、

いちばん望んでおられるであろうと思われることに

お手伝いできたらと毎日、神経を集中させています

すると、喪主の方やご家族の方の心の様子がよくわかるんです

大切なご家族を亡くされた悲しみや、

つきっきりの看病での苦しみは

今の私には、残念ながらわかりません

逆縁は特別ですが、ご夫婦のどちらかがお亡くなりになると

悲嘆も大きいと思います

まわりの方の環境で、お悲しみを乗り越えられるんでしょうが、

なかなかそれもでき得ない方もいらしゃいます

お葬儀が終わって後も

お元気でしていらしゃるのか心配ですが、

時間がたち、新しい人生を歩めるようお祈りしています

お供養品の渡し方

お通夜や葬儀の日にお参りに行くと

お砂糖やタオル、お茶の葉など、よく頂いて帰りますよね

清めのお塩がついてたり、挨拶状がついている品物を

当日のお供養の品、や通夜供養品という呼び名をします

私は、この仕事に入った頃、「供養」とは、

「なんだろう」「どんな意味だろう」と思いました

普段使う言葉ではないですよね

なんとなくわかりますが・・

その供養品、地域によって「、いろんな渡し方」があるようです

奈良県、京都、大阪と違うようですが、

同じ奈良でも、地域によったり、喪主様の考えによっても、

違います

そのお供養の渡し方で、何度かトラブルになります

渡しすぎであったり、何も渡さず、手ぶらで、帰らせてしまったりします

説明不足なんでしょうか

こういうことって、難しいですね 



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坂道

昨日のご自宅でのお葬儀は

車では入れない道をず～と上って行った先にあります

私たちが言う「運びこみ」です

そちらのお宅は、大家族でお住まいでした

その坂道を大家族でお住まいであれば、

「みんなで、協力したら早いし、とても、うれしい」という事が

皆さん身体を持って、ご存知なんですね

葬儀が終わって、私どものたくさんの荷物を、

お孫さんやご家族全員で荷物を車のところまで、運ぶのを

手伝ってくださいました

若いお孫さんでも、

手伝う、助け合うと言う事を身をもってを知っておられる

すばらしい方たちでした

今日はその坂道に感謝いたします

私も、「助け合う」事をしたいです




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家族葬

ご自宅での葬儀でした

自宅の式場の中は、幕も張り、聖域です

でも、ご近所の方はおもてで待っていただくという

普段と変わらない状況の中、

マイクでの案内を聞いたり、式場の中を見守っていただいたりして、

同じ思いで、葬儀に参列していただきました

片付けも終わり、帰るまぎわにお向かいの奥さんから

「故人のひととなりを聞かせてもらって、本当にそのとおりです」

「そのとおりに今日は送っていただいたと思います」

と、声をかけてくださいました

ナレーションを褒めていただいたことではなく、

いつも、私たちが思う

亡くなられた人を本当に悲しんでくれる人達だけで送る

これが、本当の家族葬だなと思いました

これで、ナレーションを夜中2時半までかかってつくった甲斐がありました

たくさんの方から「ありがとう」と言われるのが一番のはげみです


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最近

今、この時代急激に葬儀の規模が小さくなっています

遺族が「家族葬にしたい」と希望するのではなく、

いざ、たくさんの方がお参りに来てくれるだろうと

お供養品をたくさん準備されるのですが、ふたを開けてみると

五分の一、十分の一の人数の人しか来ないということが

多いようです

本当に、葬儀の形態も変わってきましたね

社会とのお別れが薄れてきたのでしょうか

そして親戚さんでも葬儀には参列されるんですが

仕上げ（精進落し）には、遠慮されて、お食事がたくさん余るというような

ことがよく見受けられます

昔は、思いがけない方まで残ってくださって、

食事が足りないことも多かったんですが、

今は、違いますね・・・

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