胃薬 （法話）

お寺様からの法話です

「遺影写真を見ると優しそうな方ですね～」

とお話がはじまり、

「なくなられたこの方は、身をもって、この世は無常、命の尊さを教えてくださっているんですよ」

「なかなか、人間は確実に死がくる事を考えずに暮らしてる」

「健康が当たり前だと思ってしまう」

「今日ぼくは（お寺さん）胃が痛くなったんですね」

「そして、薬局で胃ぐすりを買って飲んだんですよ」

「もしかしたら、胃ガンかな～？と心配したんです」

「その時にはじめて、ここに胃があることがわかったんですよ」

「胃が痛まないと、胃があることすら、忘れてしまっている」

というんです。



「あんな元気にしてた人が死んでしまう」なんて、不思議やな～」

とよく人は言うが、

「本当は、今生かされていることが、不思議なんですよ」

と教えていただきました。

私はちょうど今、プチギックリで、腰に筋肉があることに気づき、

からだがのびのび動かせていた事のありがたみが感じていた時でした





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